放送番組の編集の基準

[1] 人権

  1. 1. 基本的人権を尊重いたします。
  2. 2. 人命を重視し、個人・団体の名誉、プライバシーを尊重いたします。
  3. 3. 人種、性別、職業、境遇、信条を如何なる理由でも差別いたしません。

[2] 法と政治

  1. 1. 民主主義の精神に立ち社会秩序を尊重いたします。
  2. 2. 順法の精神を尊び、非社会的行為を肯定的に取り扱ったり、いたずらに不安を煽ったりいたしません。
  3. 3. 政治及び意見の分かれる社会問題については、できるだけ多くの角度から論じ、公正な立場を守ります。
  4. 4. 政治に関しては公正な立場を守り、一党一派に偏重いたしません。
  5. 5. 国際親善を害するおそれのある問題については、その取り扱いに注意いたします。
  6. 6. 人種、民族、国家に関することを取り扱う場合は、その感情を尊重いたします。

[3] 未成年者への配慮

  1. 1. 児童及び青少年の人格形成に対する影響を考慮し、健全な精神を尊重させるよう配慮いたします。
  2. 2. 法律で未成年者に禁じられている行為を正当化することのないようにいたします。
  3. 3. 未成年者による喫煙等、社会常識を逸脱した行為を正当化することのないようにいたします。
  4. 4. 児童及び青少年の心身や品性に過度の影響を与えるような言葉や表現には格別に配慮いたします。
  5. 5. 暴力や武力を表現するときは、児童及び青少年に影響がないように配慮いたします。
  6. 6. 児童を出演させる場合は、児童として相応しくないことは行いません。
  7. 7. 家庭生活を尊重し、これを乱すような思想を肯定的に取り扱いません。
  8. 8. 性に関する事柄は、視聴者に困惑・嫌悪の感じを抱かせることなく、また、青少年に有害な影響を与えることの ないよう注意いたします。加えて、児童の保護を目的とした法律に規定された児童ポルノを映像作品化した作品は取り扱いません。

[4] 家庭と社会

  1. 1. 家庭社会、社会秩序や公序良俗を乱すような思想や言動を肯定的に取り扱いません。
  2. 2. 犯罪や賭博等、反社会的団体や反社会的行為を如何なる場合も肯定的に取り扱いません。
  3. 3. 迷信、占い、運勢判断及びこれらに類するものを断定的並びに肯定的に取り扱いません。

[5] 宗教

  1. 1. 信教の自由や各宗教・宗派の立場を尊重し、公正に取り扱います。
  2. 2. 宗教に関する放送の中で科学を否定する可能性のあるものは、慎重に取り扱います。
  3. 3. 特定宗教のための布教又は募金活動等を行いません。

[6] 広告

  1. 1. 広告を放送するに当り、真実を伝え、視聴者に利益をもたらし、健全な社会生活に役立つものを放送いたします。
  2. 2. 広告の内容、表現、取り扱い等について、関係法令を遵守いたします。
  3. 3. 広告は視聴者に誤解を与えないもの、社会的常識を持ったものを取り扱います。
  4. 4. 広告は広告主を明らかにし、責任の所在を明確にいたします。

[7] 報道

  1. 1. ニュース報道に当たっては、事実に基づいて報道し、公正な立場を守ります。

[8] その他の表現

  1. 1. 分かり易く適切な言葉と文字を用いるよう努めます。但し、海外より供給された映像素材を加工せずに放送する場合は、この限りではありません。
  2. 2. 著しく不快な感じや嫌悪感を与えるような表現や内容には格別に配慮いたします。
  3. 3. 細かく点滅する映像や急激に変化する映像手法などについては、視聴者、特に児童や青少年の身体への影響に十分、配慮いたします。
  4. 4. いたずらに人心に不安・動揺を与える過度の表現や内容を排除いたします。
  5. 5. 暴力行為は、肯定的に取り扱わず、その表現は最小限に留めます。
  6. 6. 犯罪を肯定したり、賭博及びこれに類するものを不当に煽ったりいたしません。
  7. 7. 外国作品を取り上げたり海外取材を行ったりするに当たり、時代、国情、伝統、習慣等の相違を考慮いたします。
  8. 8. 時代劇等既存の映画を放送するに当たり、原作通り放送している旨を明示することを条件に、著作者の立場を尊重して、可能な限り編集を行いません。
  9. 9. 放送番組の編集の基準を変更した場合には、放送法第5条第2項の規定に基づき、次の方法により速やかに公表する。
    ・松竹ブロードキャスティング株式会社が行う放送
    ・ 当該事項を記載した書面の松竹ブロードキャスティング株式会社の本社事務所への備置き
    ・松竹ブロードキャスティング株式会社または、衛星劇場およびホームドラマチャンネルのホームページ

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