金環蝕

作品詳細

あるダムの建設工事の落札の裏にひそむ意外なからくりと、そこから浮き彫りとなる政財界の腐敗・癒着に鋭くメスを入れた、社会派の名匠、山本薩夫監督の面目躍如たる力作。
九頭竜ダム工事の落札をめぐる不正疑惑事件をモデルに石川達三が書いた同名小説を、社会派映画の名匠・山本監督が、仲代達矢、三國連太郎、宇野重吉をはじめ、そうそうたる実力派俳優陣をずらりと取りそろえて映画化。高度経済成長期の昭和日本の政治の舞台裏で繰り広げられる、政財界の大物たちのどす黒い権力闘争を、鋭い政治批判を交えながら、あくまで娯楽性豊かにパワフルなタッチで描き切り、痛快な社会派エンターテインメント大作。

昭和39年、与党の総裁選において、現職の寺田と同党の最大派閥の領袖・酒井の間で熾烈な一騎打ちが繰り広げられた末、寺田が勝利を収め、総裁の座に就任。多数派になるべく、両勢力ともに10億円を超す選挙資金を費やしたが、それを補填すべく、寺田派の官房長官・星野は、金融王の石原に、秘密裏に資金立てを要請。それを機に石原は、星野の周辺を洗い始めるが、やがてダム建設工事の裏にひそむ意外なからくりが明らかに…。

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