ミュージカル『DEVIL』(マイケル・K・リー出演回)

作品詳細

2014年初演以来、形態を変えつつ、再演を繰り返し、韓国で絶大的な人気を得ている『DEVIL』の日本公演。
そのストーリーとクラシックの旋律と強烈なロックサウンドの融合により、韓国では、2015年の第9回ミュージカルアワーズ作曲作賞を受賞しており、ミュージカルファンのみならず、クラシック界でも評価を得ている。日本では、2021年に、日本版のプレビューコンサートを実施。
中川晃教をはじめ実力派キャストにより上演した。劇中では、20世紀のアメリカ・ニューヨークの証券街を舞台に、欲望と誘惑に翻弄される人間の姿が描かれる。
出演には、X-White役に中川晃教が2021年に引き続き続投。そしてお互いにリスペクトし合っているマイケル・K・リー、X-Black役にハン・ジサン、イ・チュンジュ、チェ・ミヌといった韓国の人気も実力も十二分に兼ね備えたミュージカル俳優との夢の競演となった。
そのほか、AKANE LIV、大山真志、東山光明、さらに強力なシンガーたちを加えた華々しく新たになった公演。
今回は、X-WHITEをマイケル・K・リーが務めた回をお送りする。

暗闇と光は一つ。光が強い時暗闇は消え去り、暗闇が深いなら光が眠っている。
善良な人間は暗闇を長く耐え切れずに結局光に向かうだろうから・・・
「人間の心の中の暗闇が光を超えた瞬間世の理は新たに並び替えれなければならない」
光と暗闇は本来一つの存在X-WhiteとX-Black。彼らは人間を賭けて勝負を繰り広げる。
賭けの対象になった人間ジョン・ファウスト。彼はウォールストリートの前途有望な株式ブローカーで、彼にはいつも彼のそばを守るグレッチェンがいる。しかし株価が大暴落したブラックマンデーの後。すべてが変わることになり・・・すべてを失い、墜落するようなジョンが失意に陥った隙を狙って、彼に接近して誘惑の手を伸ばすX-Black。
グレッチェンが引き止めるのにもかかわらずジョンはX-Blackの提案を受け入れ、次第に彼に侵蝕されていく。ジョンが堕ちるほどグレッチェンの心身は疲弊していき最後の善の意志であり、彼の最も大切な存在であるグレッチェンまで無視しようとするジョンの姿を通じて、X-Blackは自分の勝利を確信するようになるが…。

(2023年7月11日~7月16日 ヒューリックホール東京ほか)

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