作品詳細
息子たちの目を通して、サラリーマンである父親の悲哀を描き出した小津安二郎初期の代表作。前半のユーモラスな描写から、後半はシリアスなタッチへと変わっていく。
サラリーマンの一家が東京の郊外に引っ越し。小学生の息子たちは、早くも、近所の資産家の息子を子分にしてガキ大将ぶりを発揮するが、父親はその資産家に平身低頭。息子たちは、そんな父親の態度に不満を持ち憤りをぶつけるのだった。
2023年に4Kデジタル修復した映像に、2003年に収録した倍賞千恵子と風間杜夫による音声版を合わせた作品。