寿曽我対面

作品詳細

「曽我対面」は、曽我兄弟が敵討ちを遂げるための端緒をつかむというひと幕。祝言物として“対面”は主に正月に様々な趣向で上演されており、今回も平成10年1月の「十五代目片岡仁左衛門襲名披露公演」で上演された。江戸歌舞伎を代表する役柄が網羅されており、座頭の工藤に富十郎、荒事の五郎に我當、和事の十郎に梅玉、立女方の大磯の虎に田之助、二枚目女方の化粧坂の少将に孝太郎、実事の鬼王に芦燕、女武道の舞鶴に秀太郎という配役で舞台を新年と襲名を華やかに彩る。

(1998年/平成10年1月・歌舞伎座)

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