作品詳細
「一等女房と三等亭主」と同じく原案・並木透(若い瞳)、脚本・松浦健郎(江戸城炎上)、監督・小森白が担当。映画スターのセレブ妻とレストランの支配人の夫の格差婚・別居婚夫婦に巻き起こる騒動をユーモラスに描く。
今をときめく映画スターで一等マダムの浪路かもめ(轟夕起子)とレストラン「並木亭」の支配人の三等旦那・海山千吉(伊藤雄之助)は、世間を憚る別居夫婦だった。ある日、かもめが大阪へ行くこととなり、千吉は同行したいと頼むが、かもめは拒否する。しかし、折よく千吉の大阪出張が決まり、かもめと千吉は同じホテルに泊まることに。千吉は街で、嘘をついて帰郷していた「並木亭」のウェイトレス・地図子(光岡早苗)に偶然会うと、一緒にいた地図子の姉で芸者の雛奴(利根はる恵)は千吉に一目惚れしてしまう。すると、ホテルに押し掛けて来た雛奴と千吉の親しい様子をかもめが目撃してしまう。