善悪の境界線は紙一重
平凡な一人の男が一線を越え、＜悪人＞に変貌する

苦労人だが誠実に生きていて犯罪とは無縁だったハン・ドンスが、魔が差して犯罪に加担してしまうところから始まる本作。ちょっとした気の迷いやボタンの掛け違いでその後の人生が大きく左右してしまう。表の顔と裏の顔があるように誰もがなり得る＜悪人＞。果たして＜悪人＞とは何か。社会の裏側や心の闇をえぐり出し、人間の本質にも迫った衝撃の問題作。
ドンス役を演じるのは、「怪物」『JSA』などのシン・ハギュン。罪の意識と良心の呵責に苛まれながら犯罪の世界に突き進む役どころを狂おしい姿と鬼気迫る演技で魅せる。
ソ・ドヨンを演じるのは「サムバディ」「初対面だけど愛してます」などのキム・ヨングァン。元野球選手で美男子だが、暴力団組織のナンバー2で残虐で冷酷。狂気が隠れている強烈なヴィラン役(悪役)を見事に演じている。
緊張感あふれる展開と心理戦、周囲を巻き込み翻弄される姿や次第に正気を失い崩壊していく生き様を韓国トップ俳優で演技派のシン・ハギュンと実力派俳優キム・ヨングァンが演技合戦を繰り広げ、悪の世界に足を踏み入れた人間模様に真っ向から挑む。

【あらすじ】
小さな法律事務所の弁護士ハン・ドンス(シン・ハギュン)は生計を立てるために刑務所にも自ら出向き営業を行う日々を送っていた。そんななかソ・ドヨン(キム・ヨングァン)と出会い、ある依頼を受ける。そのドヨンからの依頼により、ドンスは事件に巻き込まれ闇が深い犯罪の世界へ足を踏み入れることに…。冷酷で残虐な“絶対的な悪人”のドヨンと出会ったことで人生の歯車が狂いだす。