作品詳細
山根成之の時代劇初監督作品。戦国時代末期を背景に一人の男はどう生き抜いてきたかを笑いと哀愁をふんだんに取り入れ描いた時代劇。
豊臣の世が徳川の手に移りつつある頃、甲賀流忍術の名人戸沢白雲斎のもとで永年の無茶苦茶な忍術修行を終え、免許皆伝を与えられた猿飛佐助はすでに36才になっていた。その後は真田幸村の諜報員の一人として、いろは城の御納戸役になりすまし、昼はまったくの腰抜け侍、夜になると忍術を縦横無尽に駆使して天井裏をはい回り情報収集活動をしていた。いろは城には楓という美人の奥女中がおり、佐助はすっかり惚れてしまうが、この楓こそがいろは城の忍者の頭領・千田六右衛門のナンバーワンのくノ一で…。