こまつ座『人間合格』

作品詳細

青年・津島修治の嘘に爆笑し、作家・太宰治の真実に涙あつく溢れる、あの評伝劇が、演出鵜山仁と精鋭揃いのスタッフ、実力派キャストで12年ぶりに甦る。太宰治文学の数々(「走れメロス」「人間失格」「晩年」…)を巧みに織り込み、大きなうねりの時代の中にあった青春の日々を描いた井上ひさし版評伝劇。津島修治(のちの太宰治)を劇団EXILEの青柳翔が演じる。

昭和五年春。東京帝国大学に合格した青年、津島修治のちの太宰治。「この世が今のような涙の谷であってはならぬ。われわれはこの世から涙を退治する民衆の友でなければならぬ」と帝大生の佐藤、早大生の山田、三人は生涯の友情を誓い合う。そこに青森から大地主である津島家の番頭、中北が大切な話があるとやってきて―。

(2020年7月6日~7月23日 東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA)

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