作品詳細
藤原正清後に小栗判官=オグリ(隼人)は、縛られることを嫌って心のままに生き、集まった六人の若者たちとともに自らを小栗党と称していた。ある日、小栗党は横山修理の娘・照手姫を輿入れ行列から奪い去る。照手の思いを聞いたオグリは高倉久麿との破談を修理太夫達に申し入れる。照手の兄達は怒りのあまり、オグリを暴れ馬に殺させようと画策するが失敗。照手とオグリは強く惹かれあい夫婦となることを誓うが修理は二人の仲を許さず、オグリたちは殺され、照手姫は川に流されてしまう。照手は翁に助けられ、恩返しのため手伝いをする。一方オグリは地獄で閻魔大王と対面するが…。
(2019年/令和元年11月・新橋演舞場)