白井権八

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作品詳細

四代目坂田藤十郎の白井権八登場!花の大江戸に恋がむせび、剣が舞う、哀愁悲恋の物語!

清純な美青年白井権八が、波乱の運命に翻弄されていく姿を描いた作品。
父と死別し、恋人とは仇敵の間柄になり、遂には国に追われて江戸に生き延びるが、悪の手はなおも権八の背後に迫ってくる・・・。遂には身の潔白を主張しながら刑場の露と消えてゆくのであるが・・・。
一世の美男剣士、権八の哀愁悲恋の余りにもはかない半生を鋭く真実を持って描く。

因州鳥取の城下。白井権八を慕う乙女織江は、権八の父庄左衛門と犬猿の仲である本庄助太夫の妹だ。助太夫は自分が懸想していた権八の母お澄が庄左衛門に嫁したのを根に持っているのだった。藩の治水工事に庄左衛門と助太夫の意見は対立、重役にとり入った助太夫に敗れた庄左衛門は自害し果てた。母と二人暮しになった権八は治水工事で水門詰となるが、助太夫の従兄で織江に懸想する助五郎は権八に辛く当るのだった。ある日、肋太夫は卑劣にもお澄を浚って無理矢理に想いをとげた。駈けつけた権八は助太夫を斬り伏せ、故郷をあとにした…。

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