作品詳細
「南総里見八犬伝」は、戯作者曲亭(滝沢)馬琴が28年かけて書いた長編小説が原作。壮大なストーリーをコンパクトにまとめ、かつ歌舞伎らしい見せ場が満載。
三津五郎が八犬士の犬山道節と網干左母二郎の二役を演じるほか、犬坂毛野に福助、犬飼現八には信二郎(現・錦之助)、犬村角太郎と娘浜路に孝太郎、犬塚信乃に染五郎(現・幸四郎)、犬江親兵衛他に松也、伏姫と大敵山下定包の二役に扇雀。
後編は、有名な芳流閣の大屋根での大立廻りからのがんどう返しと、歌舞伎味溢れる場面が続きます。
(2006年/平成18年8月・歌舞伎座)