作品詳細
市川團十郎家の家の芸である<歌舞伎十八番>の一つ。都落ちする源義経主従が、越前安宅の関にさしかかる劇的な場面を描く。西暦2000年を祝し新橋演舞場では37年ぶりだった正月の歌舞伎公演から十二世團十郎の弁慶、七代目菊五郎の富樫、八十助(十世三津五郎)の義経という適役が揃った一幕を。
義経主従の一行は東大寺再建のため勧進(寄付)を募る山伏に化けていた。関守の富樫から勧進帳を読むように要請されると、弁慶は白紙の巻物を手に見事な文章を読み上げる。また、荷物持ちに化けた義経が疑われると、弁慶がわざと怒って義経を打ち据えるなどして危機を逃れる。弁慶の心中を察した富樫は、義経主従と悟りながらも一行の通行を許すのだった。
(2000年/平成12年1月・新橋演舞場)
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