作品詳細

幻想的な手法で泉鏡花の世界を映像化した、異才・寺山修司の最も残酷で美しい寓話。

死んだ母親が口ずさんでいた手鞠歌の歌詞を求めて旅する青年・あきら。小学校、寺、遊郭などで歌詞を訪ね歩くが、誰もその内容を知らない。彼の姿はいつしか生きていた母と暮らす15歳の自分と重なっていく。現実とも空想ともつかないイメージが繰り広げられる幻想シーンは圧巻。

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