むかしの歌

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作品詳細

大阪船場の回漕店兵庫屋の娘として何不自由なく暮らす澪。自分の悲しい生の因果を知ってから義母ともしっくり気が合わず、慰めてくれるのは三味線位だった。許嫁の珊次は澪の孤独な神経を大きな愛で包んでくれた。ある日ふとしたことで知り合った篠という娘は澪の許で暮らすようになる。篠は年老いた父や母のために女の大切なものまで犠牲にしようとしていた。そして、その篠の母・おそよこそ澪の生母なのだった。

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