作品詳細

秀吉の養女・豪姫と、利休の高弟・古田織部。2人の生き様を重厚なタッチで描く
脚本・監督は 『利休』 の勅使河原宏で、『利休』 の姉妹編とも言える力作

利休の弟子・古田織部、秀吉の養女として育てられた豪姫と下人ウス。この三人が時代に翻弄されながらも、自由精神を貫き通す姿を描いた一大叙事詩。

天正19年、時の権力者・豊臣秀吉の命により、茶頭・千利休は自刃。山城の大名であり、利休の高弟でもあった古田織部が、その後釜として秀吉の茶頭を命ぜられる。そんな織部を“オジイ”と言い慕う男まさりの豪姫は、加賀の大名・前田利家の娘だったが、生まれてすぐに秀吉の養女となった。そんな折り、京都の二条河原に自刃した利休の生首が晒されていた。それも利休の木像に踏み付けられる形で。
一代の茶人であった人物を愚弄する卑劣な所業に憤りを覚えた豪姫は、織部の屋敷に仕える庭番・ウスとともに利休の首を奪い去る。ウスは奪った首を利休の娘・お吟に届けるが、首を見たお吟は突然自刃。実はお吟は利休の妾だった。それに動揺したウスはひとり都を離れた。
その後、彼は山中でジュンサイと名乗る老人とともに暮らす。ジュンサイは高山右近の家臣であったが、キリシタンであった右近が秀吉の禁圧に抗して大名をやめてしまったため、落武者の身となっていた。

おすすめ作品

キャンペーン・PR Campaign & PR

SNS

衛星劇場
LINE公式アカウント