作品詳細
藤田進が猿飛佐助を演じる痛快時代劇。『姿三四郎』でも藤田と共演した月形龍之介が、伊賀忍術の悪鬼と化した室賀信賢を演じ、クライマックスでは甲賀流の佐助と壮絶な戦いを見せる。
世は平和なき暗黒の慶長5年。信州大明神岳で甲賀流の猿飛佐助は、伊賀流名家遠海伊賀守と決闘をして惨敗を与え、伊賀守は屈辱を感じて自殺した。その屍に娘の玉垣と大阪方を敵とする玉垣の許婚・室賀信賢は、必ず佐助と真田一門を滅亡させると誓う。一方の佐助は紀州の九度山麓で幸村らと共に暮らしていたが、天下の動静を密かに探るべく真田紐の行商に事寄せて大阪へと旅立つのだが…。