第十回システィーナ歌舞伎『NOBUNAGA』

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作品詳細

「和と洋のコラボレーション」と「新作歌舞伎」をコンセプトとした「システィーナ歌舞伎」。ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂の天井画および壁画を陶板で原寸大に再現した大塚国際美術館のシスティーナ・ホールを舞台として上演を重ね、本公演で10回目を迎えた。記念すべき本公演では、信長が双子だったという斬新な設定を基に、戦国の世を駆け抜けた英雄、織田信長の野望を描く。
双子の織田三郎信長/四郎信長二役を片岡愛之助、森蘭丸/お市の方役を中村壱太郎、明智光秀役を上村吉弥、イサドラ役を宝塚歌劇団出身の舞羽美海、そしてルイス・フロイス役に本公演で舞台復帰を果たした今井翼。

【あらすじ】
世は戦国時代、各地の領主たちは、兄弟で争い、子が親を撃ち、家臣が主人を殺す下克上と、天下は麻の如く乱れていた。尾張の領主織田信秀は、織田家安泰のため、双子の吉法師、美女丸の二人に家督を継がせ、元服させて信長を名のらせる。前代未聞の考えであった。二人の信長は、手を携え織田の家を守り、今川を桶狭間で討取り、美濃を制圧し、天下統一を眼前に控えていた。そんなときにポルトガルのイエズス会のルイス・フロイスが国王の土産を携え、通商とキリスト教の布教を求め、安土城に信長を訪れた。信長は許可し安土に聖堂をつくらせる。そんなある日、謎の女イサドラが信長の前に現れる。ひと目見て、イサドラに惹かれる信長だったが、このころから信長の運命が大きく変わる。暴虐の信長に家臣は離れ、傍につきそうのは寵愛の森蘭丸のみであった。そして、天正10(1582)年6月2日、京都本能寺を宿としていた信長は、家臣明智光秀の謀反によってその生涯は終わる…。

(2020年2月13日~2月16日 徳島県鳴門市 大塚国際美術館 システィーナ・ホール)
主催:大塚国際美術館 製作:松竹株式会社

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