刑事部屋

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作品詳細

樫原一郎のルポタージュ風の原作小説を野上徹夫が脚色、森一生がメガホンを取った。大都会を舞台に、相次いで起こる社会悪に立ち向かう刑事たちの奮闘を描く。

午後十一時、署の留置場の婦人房から美しいソプラノが流れだす。音楽学校まで出たが暴力団に誘惑され、ヒロポン中毒になって窃盗した三橋もと子である。その父親をようやく帰したばかりの安田係長の前に青い顔をして辞表を持った小林巡査が立った。自宅へ強盗が入って拳銃を盗られたと云う…。

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