作品詳細

獅子文六の同名小説の映画化で、空襲で母と別れた少年の物語。苦しみに耐え、悲しみをこらえる健気な少年と優しいおじさんの温かい愛の物語。

昭和二十年、生々しい戦災のさなか新太郎少年は父の郷里、広島へ疎開するため東海道を走っていた。父健三が外地に出征していたので母春子の働きでは生活が苦しかったのである。ところが途中列車が空襲のため、急停車した。逃げる途中新太郎は大切な紙片を紛失してしまった。困惑する新太郎を慰めたのは車中で知り合った顔の長い小杉朝雲であった。朝雲は「地面は暗いが、空はあんなに明るく広い。星を見ていると戦争が馬鹿らしくなる。元気を出せ!」と云って励ました。始めはなじまなかった新太郎もなついて、二人は仲良しになり、二人で朝雲の田舎四国へ向かうが…。

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