一等女房と三等亭主

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作品詳細

並木透の原案より「次郎長一家罷り通る」の松浦健郎がシナリオを書卸し、新人小森白が初のメガフォンを握っている。

美容術界のオーソリティでかつてはミス東京として名を馳せた海山夏子は、そうした一等女房である。それにひきかえ亭主の千吉はおひとよしで、スローな事も無類である。二人が一緒に居ることはめったになく、しかも周囲から、亭主はかすんでるのなんのと取り沙汰されて、とかく面白くない事ばかりである。職を求めて上京してきた夏子の弟の平馬は、女房関白の海山家の家庭生活に呆れ果て、千吉の勤め先のナイス産業のセールスマン花巻テルに弟子入りして、テルの下宿に転がり込んだ。世界婦人連盟会議から夫人が帰って来たのに慌てたナイス産業社長は、千吉に命じて愛妾おふねに当分来られない旨告げるが、おふねはどうやら千吉に執心で…。

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