作品詳細

賑わいをみせる、大坂天神橋。やって来たのは、餅屋台を担いだ団子売の杵造とお臼夫婦。いつものように杵と臼を取り出すと、息の合った様子で餅をついては団子をつくっていきます。商いがひと息着くと、杵造とお臼は可笑しみのある踊りを軽快に踊り始めます。

江戸時代、多くの行商が行き交い、物売りの声があふれていた大坂の町を舞台に、庶民の間で親しまれていた団子売りの姿を舞踊化した人気作です。義太夫の派手やかな演奏のなかを登場する愛嬌ある夫婦の、明るく華やかな踊りには五穀豊穣、子孫繁栄の願いが込められます。幸福感に満ちた風俗舞踊をお楽しみください。

(2021年/令和3年4月・歌舞伎座)

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