幼馴染から恋人に発展した大学3年生のレオ(ジャー)とフィアット(ファースト)。恋人になるまで紆余曲折ありながらもついに心を通わせた2人だったが、長年の友人関係を恋人の関係に移行させるには問題が山積みだった。これまで一途にフィアットを思い続けてきたレオは、恋愛経験の豊富な彼にどのような愛情表現をすればいいかわからず、戸惑う日々が続いていた。そして互いに「友人」としては言えていた言葉が「恋人」に変わってからは伝えられなくなっていた。そんなとき、レオに思いを寄せる相手が出現し、フィアットは不安な気持ちを募らせる。さらにレオの両親の元に、フィアットの過去に関するある写真が届き…。
・2021/11/30 「Don’t Say No −心が近づくとき−」エピソード11・12更新!
・2021/11/23 「Don’t Say No −心が近づくとき−」エピソード9・10更新!
・2021/11/16 「Don’t Say No −心が近づくとき−」エピソード7・8更新!
・2021/11/09 「Don’t Say No −心が近づくとき−」エピソード5・6更新!
・2021/11/02 「Don’t Say No −心が近づくとき−」エピソード3・4更新!
・2021/10/15 <Twitterキャンペーン>「Don’t Say No -心が近づくとき-」一緒に見ようキャンペーン!レオとフィアット背番号入タオルハンカチを2名様に!〔実施期間:10/25(月)後10時~深2時(26(火)午前2時)〕>>終了致しました>>
・2021/10/26 「Don’t Say No −心が近づくとき−」エピソード1・2更新!
・2021/10/15 「Don’t Say No −心が近づくとき−」特設ページ公開!
大ヒットタイドラマ「TharnType2 -7Years of Love-」で存在感を発揮した、サブカップルレオとフィアットのその後を描いた新シリーズ。脚本を担当するのは「TharnType ターン×タイプ」「TharnType2 -7Years of Love-」の原作者であり脚本家のMAME先生。紆余曲折あり親友から恋人に発展した2人の不器用な恋模様を描いた、先の読めない完全オリジナル作品!
2020年放送のタイBLドラマ「TharnType2 -7Years of Love-」に、サブカップルとして登場したレオとフィアット。友愛なのか恋愛なのか、愛しすぎて憎むほどになってしまったのでは…という複雑な関係で視聴者を翻弄したふたりが、本作では親友から恋人となって帰って来た。脚本は、国内外で大ヒットした「TharnType」シリーズの原作者MAMEによる書き下ろし。ようやく甘い日常が描かれるのかと思いきや、お互いへの愛情表現が不器用なうえに数々の障害が待ち受け、またしても波乱の展開だ。そしてそんな予測不可能なストーリーを、初主演となるレオ役のジャーとフィアット役のファーストが、前作から培ったコンビ力でより濃く描き出している。
レオとフィアットは自他ともに認める恋人となったものの、幼なじみで親友だった期間が長すぎたあまり、「恋人って何をするんだ」という疑問に突き当たる。それでもフィアットは、甘えた声で「レオ~」と呼んだり、大きな瞳をパチパチさせながらおねだり。不安な時や見せつけたい時は、人前でレオの腕に自分の腕をしっかり絡めたりもする。意図的でも無意識でも、小悪魔っぷりを発揮するのだ。レオはフィアットのかわいらしさを噛みしめつつ、自分の恋愛偏差値の低さを痛感。けれど呼吸するように甘やかし大切にする無償の愛情や、「ずっとそばにいる」と約束することが、何よりフィアットを幸せな気持ちにしているのだった。そんな甘い恋愛模様も必見だが、高校時代から肌身離さずつけているペアネックレス越しに交わすキスシーンは美しく官能的。ぜひ堪能していただきたい。
意地っ張りなフィアットはレオに対してかわいい「No(嫌)」を言うこともあるが、両親からの愛を知らず、不特定多数の男と遊んでしまった経験から、自己否定の「No」にがんじがらめ。レオはそんな彼に、「自分を嫌うな」「過去にとらわれるな」「過去のことは気にしない」と言葉や態度で伝え、解放されるべき「No」を教え続けてきた。同時に「お前を嫌うことはない」「お前を捨てる日は来ない」「過去は変えられなくても容認すれば将来は良くなる」と、フィアットが求める「No」を与えてくれるのだ。リオンは女の子からの本気の恋心に「No」を突きつけてきたが、ポップパーンを好きになるたびに、そんな否定の言葉は言えなくなってしまう。恋とともに成長する青年たちが、自分と大切な相手にとって必要な「No」を見つけほしいと、願わずにはいられない。
フィアットは家族間でも根深い「No」を抱えているため、自分を肯定できない。離婚した母が家を出て以降、父とは穏やかな時間を過ごすこともなく、話をすることも聞くこともないまま。再婚相手である義母や義理の妹とも同様で、3人から「愛されていない」「嫌われている」と感じていた。一方でレオの母はフィアットをかわいがり、彼が渇望する“家族”でいてくれる。そしてポップパーンは、タイ語で「出会い」を意味する名を付けてくれた“育ての父”を敬愛。愛猫に「ジャー=会う」という共通の名を付けるほどだ。家族の形はその数だけ存在するとはいえ、フィアットと彼の家族の間に根付いた「No」は、みんなを傷つける。決してあってはならない…そんなふうに考えさせられる。
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