全世界を襲ったパンデミックの影響による都市封鎖。カイロ(イライジャ・カンラス)は日常の鬱屈を晴らすかのように、オンラインゲームに熱中する毎日を送っていた。そんなカイロに突然届く、自分を負かした対戦相手エンジェル2000(ハンドルネーム)からの“友達申請”。彼の本名はガブリール・アラルコン(ココイ・デ・サントス)、愛称“ガブ”。ゲームの再戦を熱望するカイロに対しガブが提示した条件は、カイロが負けたら自分と付き合う、という突拍子もないものだった。ガブの積極的なアプローチに戸惑いながらも、自分を包み込むようなガブの優しさに次第に惹かれるカイロ。しかし、会いたくても会えない歯がゆい状況が続くなか、画面越しに心の距離を縮めていく2人の前に様々な障壁が立ちはだかる――。オンライン上で惹かれ合う2人を待ち構える未来とは――!? 新しい日常とつながりが紡ぐ、心ときめくピュア恋BLストーリー。
・2022/4/25 <終了しました><視聴者プレゼント>「ゲームボーイズ SEASON 1」グッズを抽選で計2名様にプレゼント!〔締切:2022年5月15日(日)23:59〕
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・2022/4/05 「ゲームボーイズ SEASON 1」特設ページ公開!
2020年、世界中がパンデミックの脅威に晒されるなか、YouTubeで話題となったフィリピン発の大ヒットBLドラマシリーズ「GAMEBOYS」。第10回国際エミー賞キッズアワード(実写部門)にノミネートされるという快挙を果たし、コロナ禍で落ち込む世界の人々を熱狂させた恋愛ドラマの最高傑作!! 自粛要請が出されていたフィリピンで制作された本作は、スマホによる撮影をキャスト自らが行い、ロケーションにはキャスト陣の自室を使用。ビデオ通話とSNS画面を中心に物語がテンポよく展開され、脚本とキャストの演技の上手さが光る臨場感溢れる作風に仕上がった。世界中で多くの賞を受賞した「笑って、泣ける!」と話題沸騰の名作ドラマが、YouTube版から再撮影・編集されたバージョンに日本語字幕を付けた形で登場する。身近な家族や大切な人との関わりが絶たれる“寂しさ”と“疎外感”を表現した「ゲームボーイズ」は、様々な悩みや孤独を抱えながら今を生きる等身大の若者たちの恋愛をリアルに描き、多くの人に勇気と希望を与える、感動必至の純愛ラブストーリーとなっている。
カイロとガブがオンラインゲームを介して出会ったように、キャラクターたちは朝から晩までオンライン状態。パンデミックで外出がままならず、せめてネット上で誰かとつながっていたいのだ。そんな彼らのやりとりからは、“誰か”とは愛し合う人でありたい、チャットするほどに直接会いたくなるという切実な想いが伝わってくる。また常にオンラインといっても、ネット上で何もかもをさらしているわけではない。特にカイロは、知られたくない自分や受け入れたくない現実があるからこそ、ゲーム配信で陽気な自分を演じている面も…。同様にコロナ禍かつSNS社会に生きる現代の人々は、カイロたちのこうした想いに共感する部分が多いはず。
本作の映像はPCやスマートホンの画面で構成され、オンラインで発信・検索・閲覧するキャラクターたちの目線で描かれている。つまり彼らの心情をバーチャルで味わう感覚だが、そこにあるのはむしろリアリティ。それもそのはずで、カメラワークはキャストによる操作や自撮りならではの振動までもが映し出され、ビデオ通話に映る部屋はキャストの自室だけに生活感が満載。何よりキャストの豊かな表現力によりキャラクターの喜怒哀楽が生々しく、ストーリーを実体験しているように感じられるのだ。笑顔や涙に共感するのはもちろん、ガブの裸に見とれるカイロにつられ、画面に吸い寄せられてしまう人もいるのでは…?
ガブとのチャットで、不機嫌な顔を見せてばかりのカイロ。照れ隠しもあるものの、自分自身や家族に関する不安がつきまとい、笑うことを忘れかけていた。そのためゲーム実況でユーザーたちと現実逃避をしていたが、ガブと出会い、ゲームのように“パス”も“リセット”もできない現実が次々と押し寄せてくる。「自分を守りたい」と言って、ガブを傷つけてしまう事態になってしまうことも…。しかし、やはりガブによって生まれる心からの笑顔は、ギャップも相まってガブが夢中になるのも納得のかわいらしさだ。
「平和の天使」を意味する名前を持つガブことガブリール。カイロに対し当初から「キスして」「付き合いたい」などの直球のアピールに加え、「ベイビー」という呼び方にこだわるように、愛に生きる男だ。同時にカイロがいつも寂しそうにしていることに気づいており、「何があってもそばにいる」「誰かと話したくなったら僕がいる」と、優しく語りかけもする。多くの人が塞ぎ込むパンデミックのなかで明るく振る舞い、底なしの愛でカイロを笑顔にするところは、まさに名前の通りの魅力の持ち主。
パールは「PEARLS’S BABES」というチャットグループをつくり、カイロとガブの仲をにぎやかに応援。強引さもあるが他者の心の機微を察することに長けていて、ふたりが困っている時には真っ先に解決に乗り出す。時には「バーチャル・◯◯」に誘ってズンバや瞑想などでストレス発散に協力し、付き合いの長いガブだけではなく、カイロにとっても頼もしい親友になっていくのだった。さらに「いちゃつかないで!」と(興奮しながら)言いつつ、ふたりが仲よくする機会を生み出す天才でもある。
テレンスとウェスリーは、カイロとガブにとってライバルでも味方でもあり、ふたりの関係におけるスパイスが強めな存在。カイロが意地を張るほどガブとテレンスの距離が縮まったり、カイロとウェスリーだけが共有する思い出にガブの嫉妬が悪化するので、取り扱いがやっかいなのだ。さらにテレンスの「パンデミックでは恋愛はみんな遠距離のようなもの」という言葉は、カイロやガブのように縮められない物理的・心理的距離に悩む現代のカップルやカップル未満の人たちには、核心を突きすぎて刺激が強い…かもしれない。