京城で太子と慶王による皇位争いが激化する中、ドウ・ジャオ(竇昭)は幼い頃に母を亡くし、商才もないうえに女癖の悪い夫のいる嫁ぎ先で、病を押して大黒柱として一家の事業を取り仕切っていた。妹と夫の密通現場で母の死因を知り、家を離れることを決意。道中で遭遇した定国軍の少帥・ソン・モー(宋墨)に事情を説明していると、慶王派の軍がやってきて両軍が激突する。何者かの放った矢に、ソン・モー(宋墨)もろとも刺された瞬間、暗闇へと落ちていく。目を覚ますと、過去の記憶を持ったまま、母の生前に戻っていた――話本「昭世録」と過去の記憶を武器として運命に立ち向かいながら、婚姻を疎みつつも、運命を共にしていたソン・モー(宋墨)に惹かれてゆく。

・[NEW]2025/6/17 「九重紫」特設ページ公開!
もう二度とあんな悲しい瞬間に戻りたくはない―
真実の愛を手に入れて運命に立ち向かうタイムリープ・ラブストーリー
武力衝突の真っ只中で自分を守ろうとして矢を受けたあの人に、近づいてはいけない―。同名の原作小説を34話でドラマ化した作品。幼少期に転生した主人公・ドウ・ジャオ(竇昭)が、母の死、継母や父との確執を抱えるなかで、親不孝の息子たちや夫の一族と長年交流していない自立した祖母の庇護を受けながら、前世とは違う真実の愛を手に入れて過酷な運命に抗う物語。皇位争いという大きな枠組みの中で、裏切り、嫉妬といった人間のドロドロした情感を丁寧に描きつつ、ラブストーリーを軸に転生のテイストが加わり、ラストまでハラハラドキドキが待ち受ける。