父は歌手、母は女優、兄は超人気バンドのボーカル。そんな超有名芸能人一家に生まれた唯一の凡人アンダは、超オタクな漫画家志望の大学生。幼い頃に出演したCMがトラウマになり、芸能界を避けて生きる日々を送っていた。そんなアンダのもとに、トラウマになったCMの第2弾を作る知らせが届く。断りきれず出向いた撮影現場で、いまや超人気若手俳優となったリョウと10年ぶりに再会したアンダ。しかもリョウはアンダを女性と勘違いし、なんと10年間も片思いをしていて…!?
・[NEW]2023/2/27 一挙放送情報を公開!
・2022/9/12 <終了しました>視聴者プレゼント タイBLドラマ『LOVE STAGE!!』日本初放送記念プレゼント!(影木栄貴先生&蔵王大志先生サイン入り「完全版 LOVE STAGE!!」全巻セット、特製アクリルスタンド(非売品))【応募締切:2022年10月30日(日)】
・2022/9/1 相関図を公開!
・2022/8/8 「LOVE STAGE!!」特設サイト公開!
本作の原作は、影木栄貴×蔵王大志による日本のBL漫画。アニメ化を経て2016年に完結したのちも、実写映画化まで果たした人気作だ。ポップでキュート、スタイリッシュでクールな絵柄のキャラクターたちが、芸能界とオタク界(?)を舞台に奏でるラブストーリーは、今も多くの人を夢中にさせている。アニメと映画には、影木氏の実弟でロックバンドBREAKERZのボーカル・DAIGOが、主人公・瀬名泉水の兄である瀬名聖湖役(本作での役名はティー)で出演したことでも話題になった。シャープなスタイルのDAIGOとタイ俳優のなかでも肉感的といえるフィルムが同役を演じているわけだが、それぞれが放つ異なる華やかさを楽しむことができる。なお、どちらも“弟溺愛”というキャラクター像をガッツリと演じている。他にも、本作でアンダが応援しているのはアイドルの女の子であるララだが、原作の泉水はアニメ『魔法少女ララルル』のヒロインであるララルルに熱中しているといった違いも。とはいえ、やはりどちらもオタクっぷりは突き抜けていると言える。またダブル主演を務めるカオナとターボは、2021年のタイBLドラマ『Nitiman The Series』でも大学生役で共演経験あり。そこで築いたコンビネーションに色気を加え、リョウとアンダとしてドキッとするシーンにも挑み、ラブストーリーを濃くしている。
“トップスター”として輝き続けてきたリョウ。ファンが望む自分でいるために人一倍努力してきたが、10年前の初恋相手であるアンダと再会し、大切にしてきた想いが一気に表面化すると、あるがままの自分でいたいと望むように…。リョウをひとりの男として変えたのは、芸能生活も演技の経験もゼロで、リョウとの関係に駆け引きを必要としないアンダだからこそ。そのアンダは、芸能一家に生まれながら自らを“凡人”と思い込んでいたものの、リョウから勇気をもらい、自分らしくいるために漫画家になる夢へ向かって一歩を踏み出すようになる。世間からは不釣り合いに見られるふたりかもしれないが、リョウの10年越しの想いの強さと、芽生えたばかりのアンダの想いの成長力は侮ってはいけない。
リョウとアンダがテーマパークや海ではしゃぎ、一緒に料理を作り、より親密な時間を過ごして…という幸せいっぱいのデートや恋模様を描くシーンが、本作には随所にちりばめられている。ライトや花、パステルカラーの空間を生かした夢見心地の映像美も相まって、まるで何本ものミュージックビデオを見ているよう。セリフがないぶん、お互いを見つめる表情の甘さと、演じるカオナとターボのコンビ力を堪能できる。またアンダは、彼への許容度が高いリョウ、ティー、バンクであっても笑いがこぼれるほど歌唱力が壊滅的だが、「ララに歌ってほしい曲」として、想いを自然に歌詞にすることができる。さらにオールキャストで歌うオリジナルサウンドトラック『LOVE STAGE!!』もストーリーを彩り、たくさんの想いが音楽となって流れている。
仕事モードのリョウは、甘く、優しく、誠実な姿勢を貫いている。人気アイドルのララが、「国民の彼氏」と称して熱視線を送るほどだ。そして対アンダとなるとすべての要素がグレードアップし、いたずら心と野性味を加えて猛アピールしてみせる。かと思えば、特にひとりきりでアンダのことを考えているときは、テンションが上がりすぎ暴れたり、妄想して照れ笑いを浮かべたりと大忙し。恋に夢中なごく普通の青年…というよりも、恋を知り立ての少年のような顔になるのだった。カオナの演技力と妖艶なビジュアルが、「芸能人リョウ」の美しさと「恋するリョウ」のかわいらしさを際立たせている。
アンダは大学の講義中にも漫画を描き、放課後には友人のブックとオートとともに漫画研究会の活動に勤しむ日々。アイドルのララが大好きで、いつの日か彼女に自分が作詞した曲を歌ってほしいと夢見ていた。そんな“オタクライフ”を満喫していたアンダだったが、リョウとの再会で10年ぶりにCMに出演することになると、かつてのトラウマがぶり返してしまう。いつもは小生意気なアンダが恐怖に震える様子、リョウの前で無邪気に笑っていたかと思えばフェロモン全開になるギャップ、さらに顔をグチャグチャにして大号泣するさまなど、演じるターボの繊細かつ振れ幅の大きな表現力が光る。
超人気バンド「クラッシャーズ」のボーカルであり、セクシーなビジュアルと肉体美、高いカリスマ性や楽曲作りの腕前を誇るティー。しかし仕事モードがオフになると、アンダが「謝ればすぐ許してくれる」と自覚するくらいの超ブラコンぶりを発揮。リョウを警戒して、アンダの携帯電話に追跡アプリを入れてしまうほどだ。とにかく兄として弟を守ろうと奔走するティーだが、ジェットにはわがままを言って甘えたり、からかうことが大好き。ジェットも仕事に関しては有能マネージャーに徹するが、生活全般でティーを構うことが生きがいになっている様子で、お互い様の関係らしい。またジェットはアンダの恋の悩み相談にも乗るため、兄弟どちらにとっても重要人物だ。