大夏王朝の大夏王朝の公主だった李蓉は、皇室に迫るほどに勢力を伸ばす世家をけん制するため、世家に対立する寒門出身で、最年少で官吏に選出された聡明な裴文宣と結婚させられる。この政略結婚は愛ではなく、敵意と疑念に満ちていた。二人は対立し、互いに愛し合いながらも、身分や立場の違い、そしてそれに伴う政治的立場が二人を引き裂いていく。20年にわたる緊張と宮廷の陰謀の末、2人は早すぎる死を迎える。しかし、なんと、2人とも記憶を残したまま、18歳の自分として生まれ変わってしまう!2人は、過去の過ちを正そうと決意し、かつて自分たちを破滅させた陰謀を阻止するために協力することに。危険な状況を進んでいく2人にロマンスの火花は散るだろうか…。
・[NEW]2025/2/27 「度華年 The Princess Royal」特設ページ公開!
敵対し、非業の死を遂げた大夏国の公主とその夫が、揃って20年前にタイムスリップ。悲劇とその過程の記憶を持ったまま、結婚前の18歳と20歳の自分となって人生をやり直すファンタジー・ロマンス。二度目の人生で悲劇を回避するために契約結婚をした二人が、前回の人生での互いへの恨みを言い合ったり、愛はないといいながら嫉妬したりする姿がコミカル。一方で、二人が立ち向かう皇帝と貴族の権力闘争はスリリングで目が離せない。悲劇は回避できるのか?二人の関係はどうなるのか? 「ロマンスの降る街」のチャオ・ジンマイと「寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~」のジャン・リンホー、注目の若手スターが共演。
勝気で聡明、臣民と家族を守るために戦う公主の李蓉を演じたのは、「ロマンスの降る街」「開端-RESET-」などのチャオ・ジンマイ。くっきりとした瞳とちょっと上を向いた鼻先がキュートで、活発な公主役にピッタリだ。対する駙馬(公主の婿)の裴文宣を演じるのは、「寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~」「雲之羽~揺らめく愛、刹那の二人~」などのジャン・リンホー。顔面の美しさにはうっとりするが、公主にたじたじのちょっと情けない表情もコミカルにかわいく演じている。“攻め”の公主を演じるチャオ・ジンマイと、それを受け止める“守り”の駙馬を演じるジャン・リンホーの相性は抜群!いまや出演作が途切れることのない旬の人気スター二人の共演は、爽やかかつ華やかで必見だ。
大夏国では、世家と呼ばれる外戚や名門貴族が兵力などをもち、皇帝の脅威となっていた。皇帝は世家にこれ以上の力を持たせないため、公主の李蓉には力を持たない寒門の一族から裴文宣を婿に迎える。李蓉の母親は皇后だが世家出身、同母弟の李川は太子(次期皇帝)だが世家の血を引くため、皇帝から疎まれていた。世家でも、李蓉が寵愛する蘇容卿の一族は皇帝に目を付けられないようおとなしくしていたが、兵権を持つ楊家は謀反をたくらんでいた。一方で皇帝から安全パイとされていた寒門でも、皇帝の側室の柔妃は皇帝の世家嫌いを逆手にとって自分の子を太子にと画策し……。皇帝、太子、世家、寒門、パワーバランスが崩れれば悲劇に一直線!ドロドロの権力闘争を李蓉と裴文宣がどう制していくか、聡明なカップルの頭脳戦に着目したい。
聡明で誠実な李蓉と裴文宣は、まさにお似合いのカップルだが、権力闘争と互いへの思いの行き違いで、前回の人生では憎しみのうちに悲劇を迎える。それをふまえてのやりなおし人生では、「悲劇を回避できたら離縁」という契約結婚からスタート。20年の夫婦関係から互いの長所も短所もよく知っており、親友のようにサバサバした関係で難題に取り組んでいくが、視聴者が見れば完全なる両片思い!しかし裴文宣は李蓉が、前回の人生で寵愛した蘇容卿のことを好きなのだと思い、李蓉は裴文宣が、元婚約者の秦真真に心を残していると思い込むというじれったすぎる展開。それでも裴文宣が李蓉にふざけて寄りかかったり、抱きしめたり、そんな裴文宣をまんざらでもない顔で受け入れる李蓉、少しずつ近づいていく二人の関係にはトキメキ必至!
前回の人生では、愛する人を亡くし冷酷な皇帝となってしまった李蓉の弟の李川。寒門出身で李川の側室となったため、後宮で迫害され夭逝した秦真真。李川の皇后となるも、愛を得られなかった上官雅。そして李蓉の寵愛を受けるも、一族を根絶やしにされ自身も宮刑となった蘇容卿。彼らの不幸が李蓉と裴文宣の死を招いたため、彼らの人生も変えなければ悲劇は回避できない。二度目の人生では、李蓉と裴文宣は李川との秦真真の初々しい恋を目の当たりにし、太子妃候補の上官雅が実は妃の座になど興味のない活発な女性であったことを知る。そして穏やかな君子の顔の下で、蘇容卿は李蓉をどう思っているのか……。魅力的なキャラクターだけに、李蓉と裴文宣だけでなく、彼らの二度目の人生がどうなるかも気になるところだ。