作品詳細
歌謡曲がまだ流行歌と呼ばれ、映画が娯楽の王様だった時代。戦後間もない昭和25(1950)年に製作された「懷しの歌合戦」は、天才少女歌手・美空ひばりと、彼女を見いだした唄うコメディアン・川田晴久を案内役に、次々と人気歌手、映画スターが登場する夢のページェント!美空ひばりの「東京キッド」、並木路子の「リンゴの唄」、ディック・ミネの「アイルランドの娘」など、極め付きのヒット曲が次々と登場する。さらに高峰三枝子、月丘夢路、そしてデビュー間もない淡島千景たちスターが歌って踊る姿は、これぞ戦後芸能史の貴重な記録。ヴギの女王・笠置シヅ子のコミカルな「買物ヴギ」を唄う姿は、歌謡曲マニア必見!
【楽曲】
「グランド・ショウ1946年」主題歌(SKD)、「グランド・ショウ1946年」より(川路龍子・水の江瀧子)、「地球の上に朝が来る(替歌)」(川田晴久)、「東京キッド」(美空ひばり)、「リンゴの唄」(並木路子)、「アイルランドの村娘(アイルランドの娘)」(ディック・ミネ)、「ラ・コンガ」(月丘夢路)、「港の恋唄」(鶴田六郎)、「君待てども」(月丘夢路(歌:平野愛子))、「想い出のボレロ」(高峰三枝子)、「涙の駒鳥」(水戸光子)、想い出のラヴシーン『悲恋模様』(月丘夢路・佐野周二(出演))『四人目の淑女』(森雅之・浜田百合子(出演))『誘惑』(原節子・佐分利信(出演))『花の素顔』(若原雅夫・折原啓子(出演))『春雪』(藤田泰子・佐野周二(出演))、「恋は馬車に乗って」(藤山一郎・若原春江・服部リズムシスターズ)、「ヴォルガの舟唄」(笠置シヅ子)、「ジャングル・ヴギ(替歌)」(川田晴久とダイナブラザース)、「恋の睡蓮」(淡島千景)、「♪アプレ・ダンス」(淡島千景(出演))、「破れ太鼓」(木下忠司・大泉滉ほか)、「別れのタンゴ」(高峰三枝子)、「アルルの女」(平岡養一(演奏))、「悲しき口笛」(美空ひばり)、「♪ウエイトレス・ソング」(高峰三枝子)、「♪ヴギウギ・ダンス」(小月冴子(出演))、「買物ヴギ」(笠置シヅ子)、「♪エキゾチック・ダンス」(水の江瀧子(出演))、「春はキャベックで」(紅あけみ、曙ゆり)、「夢を召しませ」(曙ゆり・勝浦千波(出演))、「ラテン・アメリカの旅」(芦原千津子・秋月惠美子(出演))、「今度逢ふまで」(霧島昇・奈良光枝ほか)