松栄祝嶋台 お祭り

作品詳細

片岡孝太郎の長男・千之助(4歳)の初舞台。祖父・仁左衛門の鳶頭、孝太郎の芸者に千之助の若鳶と親子三代が揃うお祝いの舞踊をお楽しみ下さい。
白縮緬に首抜きという派手な姿の鳶頭と晴れ着姿の芸者が現れて、一杯機嫌の酔態でいなせな振りから賑やかな祭の風景を見せた後、クドキになり芸者と鳶頭の色模様を見せる。賑やかな鳴り物で若鳶(愛之助)が小さな若い者を引き連れて花道から登場。「引けや引け引け」から派手な木遣りになり、三人揃っての踊りから初舞台の「口上」の後、再び三人がカラミを相手に勇ましい振りを見せる。江戸っ子の典型であった鳶のかっこ良さ、芸者の艶やかさを祭りという晴れの舞台を使って見せる江戸末期の小粋な感覚が見どころ。

冒頭に仁左衛門と孝太郎の特別インタビュー付。

(2004年/平成16年11月・歌舞伎座)

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