作品詳細
平成15年8月歌舞伎座において大ヒットとなった舞台をシネマ歌舞伎化。現代演劇界を代表する才能の一人、野田秀樹氏の作・演出で、中村勘三郎をはじめとする豪華で個性的な俳優たちが競演。
正月、江戸の町では鼠小僧の芝居が大人気。見物客の中で、棺桶屋の三太(さんた)がずる賢く金稼ぎに励んでいます。金にしか興味のない三太は、実の兄が死んでも棺桶屋の出番と喜ぶ始末。その上遺産があると聞いて大はしゃぎ。ところが遺産は善人と評判の與吉(よきち)が相続することに。他人には渡すものかと一計を案じた三太は、兄の死体の替わりに棺桶の中へ忍び込みますが・・・江戸町奉行から幽霊まで、個性溢れる登場人物達を、豪華な顔触れが賑やかに楽しく演じます。
(上演:2003年8月・歌舞伎座/公開:2005年1月)