本格ミステリー歌劇「46番目の密室」

作品詳細

小説家・有栖川有栖による『46番目の密室』(講談社文庫)は火村英生シリーズの第1作目として1992年3月に刊行され、緻密な構成や完成度の高さから本格ミステリー小説としてファンを魅了し続けている人気作品。30年以上にわたって続く人気シリーズを初舞台化し、火村英生と有栖川有栖の関係性を舞台オリジナルのストーリーで描くバディ作品として上演。
犯罪社会学者の火村英生役を井澤勇貴、作家の有栖川有栖役を矢田悠祐が演じる。そのほかのキャストには、津田英佑、吉沢梨絵、飛香まい、阿久津仁愛ら多彩な面々が集結。

密室を愛し、密室を憎む、すべての人々に――

クリスマス、北軽井沢。
“密室の巨匠”と呼ばれる推理作家の真壁聖一(津田英佑)主催の集まりに参加した火村英生(井澤勇貴)と有栖川有栖(矢田悠祐)。
45に及ぶ密室ミステリを発表し“日本のディクスン・カー”と称される真壁が夕食の席で、「最後の密室ものを執筆中である」と事実上の密室トリック卒業宣言をする。
だが真壁は、密室状態の部屋で無残な姿となって発見される。
果たして真壁は自らの46番目のトリックで殺されたのか――。

(2023年10月15日~22日 神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉)

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