舞台「あゝ同期の桜」

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作品詳細

錦織一清演出・出演でおくる特攻隊員たちの青春群像劇!
海軍飛行予備学生十四期会による遺稿集「あゝ同期の桜 帰らざる青春手記」 (毎日新聞社をもとに榎本滋民が手がけた名作を舞台化した本作は錦織一清が演出を手掛け、2015 ・2016年に続き今回3度目の上演となります。劇中の戦時中を笑顔で強く生き抜こうとする登場人物たちの姿が胸を打ち、多くの好評の声が寄せられた東京公演の模様をお届け。

【あらすじ】
学徒動員が全学生に適用され、昭和十九年二月一日に特に優秀なる官立私立の大学生が、第十四期海軍飛行予備学生として、霞ヶ浦の海軍航空隊に配属された。その中には、官立大学成績主席の諸木、全日 本で柔道空手の大会で優勝した神崎、飛行機乗りに憧れる工学部秀才原、実家の寺を継ぐ塚本、哲学者を目指す中沢、親孝行なクリスチャン西、皆夫々に将来に夢見ていた青年がいた。
軍事教練は、通常は四年かけて卒業するところを四ヵ月での速成士官教習で、体力知力共に、日々お国のためにと歯を食いしばって、精神論が強調され、先輩や上官からは、自省しろと鉄拳制裁の毎日。厳しい訓練を終え、各見習い士官は、方々の基地に配属され、戦局が思わしくない状況で、徐々に前線へと配属されていき、同期の者が次々と命を落としていく。
その中で、昭和二十年春、桜舞い散る季節、鹿児島の最前線基地鹿屋に十四期の士官たちが配属されてきた。つまり、操縦できる人間を最後の決戦に備えてのこと。昨年秋に行われた神風航空隊の活躍は、そこで戦死した人間が軍神とあがめられており、集まった面々は自分たちの出撃命令がいつ下されるか待機していた。そんな折、許嫁や両親が訪ねてきたり、地元の女学校の生徒たちが、お餅を作ってくれたりと、穏やかな青春の時間を過ごすこともあった。いよいよ、特攻の日。悠久の大義に生きるべく笑って死地に赴いていく若者たち・・。震えながら、指導してきた豊島中 佐や参謀たちが敬礼したまま見送るのであった。

(2024年3月9日~17日 東京日本橋・三越劇場)

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