正札附根元草摺

作品詳細

父の敵工藤祐経に対面しようと、血気にはやる曽我五郎時致が鎧を小脇にかかえて駆け出すのを、小林朝比奈がとどめて鎧の草摺りを引き合う。

江戸歌舞伎の初春狂言としておなじみの曽我物舞踊を、七之助の五郎、男寅(現・男女蔵)の朝比奈で舞う若さ溢れる平成13年1月浅草公会堂の初芝居よりお送りします。「正札附根元草摺」は文化11年(1814)江戸・森田座にて七代目團十郎の五郎、初代男女蔵の朝比奈で初演された。“引き合う”趣向の古風で正月らしい荒事舞踊で、いくら引いてもびくともしない五郎に、朝比奈が「悪身」とよばれる男姿で女の振りを滑稽に見せるのが見どころ。

(2001年/平成13年1月・浅草公会堂)

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