作品詳細
田舎者の麻胡六が茶を仕入れ帰る途中に酔っぱらって寝てしまったところに、すっぱの熊鷹太郎が通りかかる。寝ているすきに茶壺を盗もうとする熊鷹だが、目を覚ました麻胡六が気づいて熊鷹を盗人だと騒ぎ、熊鷹も同じように言い返すため収拾がつかない。騒ぎを聞きつけてやってきた目代が調停しようとするが、両人とも同じように行動するためどちらが盗人かわからない。そこで麻胡六が名案を思い付く。
令和初の浅草歌舞伎より新年の幕開けらしい華やかな舞踊を早出しで放送。朴訥な田舎者の麻胡六に歌昇、子ずるい悪党の熊鷹に巳之助、目代に錦之助の配役で。
(2020年/令和2年1月・浅草公会堂)