作品詳細
江戸時代、朝鮮使節団を巡って起きた大事件!肥前の国長崎は海外との唯一の窓口となっていた。肥前国長崎の遊郭では、相良家の若殿和泉之助が唐の使者、呉才官をもてなしている。間をとりもつ通辞の典蔵は、思いをよせる傾城の高尾との仲をとりもってもらおうと、和泉家の家老である伝七の難儀を救ってやると約束するのだった。伝七の難儀というのは、主人のための金策に困っており、唐の使者に献上するはずだった家宝の行方がわからなくなってしまっていた。しかし、伝七と高尾は恋仲で…。
(2017年/平成29年10月・歌舞伎座)