作品詳細

1956年から58年にかけて「週刊文春」に連載された松本清張の同名小説を『天城越え』の三村晴彦監督が映画化。幼い頃の父の死にやり場のない復讐心を燃やす孤独な青年・ジョーと、若くして水揚げされたふみ子の愛を壮大なストーリーで魅せる、壮大なサスペンスロマン。

首都高速道路料金所職員の井川正治郎は、かつて東洋商産の取締役であったが、同期の高柳秀夫との派閥争いに敗れ退職した。井川は霞ケ関料金所で、東洋商産時代の愛人山口和子を見かける。和子は、いまは銀座のクラブ・ムアンのママで、高柳を助手席に乗せていた。和子と高柳が帰宅すると下田忠雄という男が待っていた。下田は、実は昭明相互銀行社長で、和子は彼の愛人であった。下田は、「人類信愛」をモットーとする博愛主義者でとおっているが、その陰には、寿永開発という名のトンネル会社が存在し、社長の立石恭輔をあやつっていて、またその地位から政界の中枢との太いパイプも持っていた。井川はムアンを訪れるが、和子に冷たくあしらわれ…。

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