井伊大老

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作品詳細

昭和31年初演の北條秀司作・演出による新歌舞伎。安政の大獄を進めて攘夷派の怒りを買い、安政七年三月三日に桜田門外で暗殺された井伊大老の前夜の胸中を描く。舞台は安政七年三月二日千駄ヶ谷の井伊家下屋敷。段飾りの雛人形を背に、井伊直弼(吉右衛門)が彦根時代から長年連れ添った側室お静の方(魁春)とささやかな桃の節句の宴を催す。直弼は憎しみを一身に受ける苦しい胸中を語り、その心を知るお静の方が励ます。翌日の凶事を覚悟するかのような直弼は来世も夫婦だと語りかけるのだった。

(2006年/平成18年4月・歌舞伎座)

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