菅原伝授手習鑑 筆法伝授

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作品詳細

「筆法伝授」(ひっぽうでんじゅ)は筆道の奥義を伝える菅丞相と武部源蔵のやりとりを描く場面。

帝の命により家伝の筆法を伝授するため菅丞相は武部源蔵を呼び出す。旧臣の源蔵は、奥方園生の前に仕えていた腰元戸浪と深い仲になり勘当され、今は浪人の身。菅丞相が自ら手本を示すと源蔵は見事に清書し伝授の一巻を与えられる。そこへ内裏からの呼び出しがあり正装した菅丞相だったが、冠が落ち不吉な予兆をもたらす。源蔵夫婦は菅丞相の一子菅秀才を託され落ち延びていくのだった。

(2015年/平成27年3月・歌舞伎座)

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