作品詳細

源頼光による葛城山の土蜘蛛退治伝説を題材にした舞踊劇で、千筋の糸を繰り出す歌舞伎の様式美に溢れた華麗な立廻りが見せ場となっている。

病がやや癒えた源頼光のもとへ、家臣の平井保昌が見舞い、侍女の胡蝶が薬を持参して慰みの舞を披露する。やがて夜も更け、病ぶり返して頼光が苦しむところ比叡山の僧智籌(ちちゅう)が現れて、祈祷を申し出る。しかしその火影を見て異形の者と悟った頼光が一太刀浴びせると、僧は土蜘の精の本性を顕わすのだった。

(2016年/平成28年8月・歌舞伎座)

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