作品詳細
ヒマラヤ山の頂の雲の上。神々が微睡していると滅びの神シヴァ神が目覚め「この世の終わりが始まるであろう」と告げ、人間が始める戦争が原因でそれは象の国より起こるという。太陽神は慈愛に満ちた子を、帝釈天は武力を持った子をそれぞれ象の国の汲手姫より生み出すことで争いを止めさせると提案。那羅延天のマントラにより汲手姫は太陽神の子を産むが恐ろしくなり子をガンジス川へ流してしまう。御者に拾われ育てられた子は迦楼奈と名付けられ16歳になった。進路に迷うところに太陽神が現れ自身の使命を聞いた迦楼奈は戦士になる決意をする。
(2017年/平成29年10月・歌舞伎座)