作品詳細
立役と女方の男女の踊り比べが楽しい華やかな舞踊で慶応三(1867)年に「東育奴娘道成寺」の外題で初演された。桜が満開の道成寺に舞を奉納しにやってきた花子(新悟)と桜子(巳之助)の二人の白拍子。同じ金の烏帽子を被り二人で厳かに舞うが、桜子はふとした仕草から途中で男だと見破られてしまう。男とばれてしまってからの桜子実は狂言師左近は身も改め軽妙な踊りを見せ、花子も恋する女心をしっとりと見せる。長唄と常磐津の掛け合いも「男女道成寺」ならではの聞かせどころと音曲も華やか。
(2023年/令和5年1月・浅草公会堂)
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