ナイロン100℃ 45th SESSION「百年の秘密」

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作品詳細

ナイロン100℃結成25周年を飾る第一弾公演!
80年にわたる、二人の女性の友情と、その家族達の、圧巻の人間ドラマ!

日本大震災の翌年の2012年、劇団主宰で作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、人の生と死を見つめて描いた一大クロニクルであり、観客の大きな支持を得た作品。KERA自身がこの作品の再演を熱望し、近年の自作の中でも、出色の出来であると明言する。
第26回読売演劇大賞 最優秀作品賞を受賞、並びに、最優秀スタッフ賞(上田大樹)、優秀演出家賞(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)、優秀女優賞(犬山イヌコ)受賞。劇団結成25周年にふさわしい金字塔的作品。

ずっとずっと昔の良き時代。狼に襲われた少年を救い上げた伝説を持つ楡の木を、取り囲むように建てられたベイカー家の館。ここに住むのは楡の木に助けられた少年の息子で、今は銀行家のウィリアム(廣川三憲)。妻のパオラ(松永玲子)、息子のエース(大倉孝二)と娘のティルダ(犬山イヌコ)と暮らしている。ベイカー家の向かいには、弁護士のブラックウッド(山西惇)が館を構え、たびたび仕事で訪れる。エースの親友カレル(萩原聖人)や、ティルダの同級生チャド(みのすけ)とリーザロッテ(村岡希美)もやってきて、メイドのメアリー(長田奈麻)はその世話にてんてこまい。そして12歳の冬、ティルダは転校生のコナ(峯村リエ)と出会い、彼女と親友になった。その後、ブラックウッドと結婚したティルダは息子フリッツ(泉澤祐希)を産み、カレルと結婚したコナは娘ポニー(伊藤梨沙子)を産む。二人の付き合いは家族ぐるみで続くが、ベイカー家をめぐる秘密は増殖し、次第に二人の人生に暗い影を落とす―。

(2018年4月7日~30日 下北沢 本多劇場ほか)

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