積恋雪関扉 <字幕付>

作品詳細

王朝ムードから幻想の世界へ、古風な味わいのある舞踊劇

天下を我がものにしようとする謀反人・大伴黒主は、逢坂山の関守・関兵衛に身をやつしている。天皇の寵臣・義峯少将宗貞は先帝の菩提を弔うため、桜の傍に庵をかまえて侘び住まいをしていた。そこへ、宗貞の恋人・小野小町姫がやってくる…。

宗貞のおっとりとした上品な形、小町の王朝の気品ある色気、三人の手踊りもおおらかな天明調に終始するところがみどころ。後半は、関兵衛の酔態から始まり、桜の樹の中から傾城墨染が幻想的に現れ、廓気分が横溢れした場面へかわる。やがて関兵衛がぶっ返って大伴黒主となり、墨染も桜の精の素性を現す。関兵衛実は大伴黒主に幸四郎(現・白鸚)、宗貞に七代目菊五郎、小町姫・墨染に七世芝翫の顔合わせ。後見に染五郎(現・幸四郎)ほか。

(1999年/平成11年1月・歌舞伎座)

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