曽根崎心中

作品詳細

近松門左衛門の原作を基に宇野信夫が脚色した名作。昭和28年の初演以来遊女お初を演じ続けてきた藤十郎の至芸をご覧頂く。藤十郎のお初に、翫雀(現・鴈治郎)の徳兵衛、橋之助(現・芝翫)の九平次、我當の久右衛門で。

大坂平野屋の手代徳兵衛は、天満屋の遊女お初と将来を約束しあう仲。しかし徳兵衛は伯父久右衛門に返さなければならない持参金を、友人で商売仲間の油屋九平次に騙し取られてしまう。絶望した徳兵衛が天満屋に現れると、お初はこれを招き入れ縁の下へ隠す。九平次達が徳兵衛を散々にこき下ろす様子を聞き、お初は、縁の下の徳兵衛に潔白を証明するため死ぬ覚悟を問うと、死の決意を合図する徳兵衛。やがて夜が更け、白無垢に着替え覚悟をきめたお初は、徳兵衛の手を取り曽根崎の森へと向かうのだった…。

(2006年/平成18年1月・歌舞伎座)

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