作品詳細

夫婦の情愛を描いた田中青滋の作品で、ユーモア溢れる舞踊劇。

春の月を仲人に、めでたく祝言を挙げたおつると亀太郎。やがて子宝に恵まれ、お宮参りにやってくる。我が子を抱いてはしゃぐ夫に対して、貫禄の出てきた妻は、自分の好まないことをせぬように夫に誓いを立てさせる。歳月を経て、小判磨きに熱心な妻。外で怪しい物音が聞こえたのでおつるは夫を外へ突き出すが、亀太郎は妻の愛情を確かめようと賊に襲われたように装う。するとおつるは金包みを放りだし、夫を助けてくれと叫んだ。互いの心が解かり手をとりあって美しい宿の月を眺めるのだった。

(2011年/平成23年8月・新橋演舞場)

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