仮名手本忠臣蔵 七段目

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作品詳細

<七段目>【祇園一力茶屋の場】塩冶判官の殿中刃傷事件から半年が過ぎた秋の日。仇討ちにはやる浪士たちをよそに、由良之助は祇園の一力茶屋で遊び呆けている。敵方に内通する者の目をくらますためとはいえ、愛想をつかす浪士もいた。しかし足軽の平右衛門は、由良之助を信じて仇討ちの人数に加えてもらおうと由良之助に嘆願するが取り合ってもらえない。そしてこの廓には、平右衛門の妹で、遊女となった勘平の妻おかるもいた。おかるは、由良之助が仇討ちに関する密書を読んでいるのを偶然盗み見てしまう…。終盤、重職にあった身でありながら敵方に内通した九太夫を打ちのめし「獅子身中の虫とはおのれのこと」と由良之助が心中を吐露する台詞は聞きどころ。
(2002年/平成14年10月・歌舞伎座)

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