人情噺小判一両

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作品詳細

昭和11年に初演された、宇野信夫作の新歌舞伎。人への情けが仇となってしまう世の中のむずかしさを、人情噺風に描いた名作。物語は今戸八幡の門前の茶屋から始まる。笊屋(ざるや)の安七は父親の残した小判一両をお守りにして商売に励んでいた。安七は通りかかった凧売りが、凧を盗んだ子供を撲るのを止め、大切な一両を子供に与える。それを見ていた浅尾という侍が安七の親切を褒めて盃を勧めるのだが、情けをめぐってふたりの意見が食い違う…。

(2006年/平成18年2月・歌舞伎座)

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(C)松竹株式会社

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