作品詳細
戦乱の世の無常と人生の儚さが胸を打つ重厚な時代物の義太夫狂言
生田の森にある源氏方の熊谷次郎直実の陣屋では女房の相模が夫の帰りを待っています。沈痛な面持ちで戻ってきた直実に相模は息子の小次郎の身を案じ問い詰めると、直実は須磨浦で平敦盛の首を討ち取ったと明かします。すると奥から敦盛の母の藤の方が現れ直実に斬りかかり…。藤の方は直実と相模にとって恩義のある方。直実から後白河法皇の胤である敦盛を討った理由を聞いた藤の方と相模は共に嘆き悲しみますが、その後の義経の首実検で直実が開けた首桶を見て二人は驚愕するのでした。忠義のために我が子を犠牲にした熊谷直実の苦悩、戦乱の世の無常が心に深く響きます。
(2024年/令和6年1月・浅草公会堂)
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