永楽館柿落大歌舞伎「操り三番叟」「口上」「奴道成寺」

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作品詳細

兵庫県豊岡市の出石(いずし)永楽館は、明治34年に建設され、昭和初期にかけて但馬の大衆文化の中心として栄えた芝居小屋。その後、久しく閉じられたままであったが、平成の大改修により平成20年8月に柿落興行が実現した。その超満員の芝居小屋から熱気あふれる公演の模様を、秀太郎、愛之助のインタビューとともにお届けする。

「三番叟」はお目出度い公演で上演される御祝儀舞踊。中でも「操り三番叟」は三番叟を糸操りの人形として演じる楽しい一幕。秀太郎の翁に、壱太郎の千歳、愛之助の三番叟で。

「奴道成寺」は「道成寺もの」といわれるジャンルの一つで、通常女方で踊る白拍子を男に変えた趣向。狂言師左近に扮する愛之助が、三つの面を使って三人を踊り分ける“三つ面”のくだりが見所だ。

(2008年/平成20年8月・出石永楽館)

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