作品詳細
「賀の祝」(がのいわい)は父親の古希の祝いの日に三つ子の一家に訪れる悲劇が描かれる。
三つ子の父白太夫の古希の賀を祝う宴に、三兄弟はそれぞれ女房を伴い集まるはずだったが桜丸だけが姿を見せない。松王丸と梅王丸は顔を合わせるなり喧嘩をする始末。やがて宴が終わり、桜丸の妻八重を残して両夫婦が帰った後、悲壮な面持ちの桜丸が姿を現すのだが…。
菊之助の桜丸、染五郎(現・幸四郎)の松王丸、愛之助の梅王丸、梅枝の八重、左團次の白太夫ほか。
(2015年/平成27年3月・歌舞伎座)